【ユニットバスリフォーム 基礎コンクリート工事】
ユニットバスを設置するための基礎となるコンクリートを厚さ10cm程打設しました。
木造住宅でお風呂回り、しかも地面が露出していると、どうしても湿気で柱や土台の木が痛みやすくなってしまいます。
地面からの湿気防止とより強固な基礎の構築を目的として、ユニットバスの基礎コンクリートを打設しました。
また、ユニットバスの種類により脱衣所仕上げ面からの基礎高が決まっているので、それに合わせて仕上ます。
(2cm程度の高さ調整を考慮し、基礎面は少し低めに打設します。)
【工事着手前】
介護や年齢等を考慮し、バリアフリーとして入口段差を無くし、各種手摺りを配置して、安全にゆったりと入れるお風呂にしたいとの要望を活かし、冬も寒くないような熱効率も高く、また掃除し易いユニットバスのタイプをご提案させて頂きました。
また、脱衣所の水回りの位置関係やユニットバス内のシャワー・窓・浴槽等の位置を工夫し、既存のスペースを有効に利用できる配置にしました。
・既存お風呂の大きさ:1坪タイプ
・入口の扉は3枚引戸タイプで可能な限り広くしました
・出入りの段差を無くすこと
・各手摺り位置や形状の確認
【給水工事】
ユニットバスへの、給湯,給水管、そしてお風呂の水を流すための配水管の工事を行います。ユニットバスの図面に合わせて、立上げ位置をきちんと確認しながら工事を進めます。
効率良く工程を進めるために、この時点で外回りの宅内排水工事は終了していましたので、排水管も汚水桝に接続しました。
基礎コンクリートを打設すると給排水管はメンテナンス出来ないので、慎重に、丁寧に施工をします。
【ユニットバスの設置】
基礎コンクリートの養生期間を3日程とり、ユニットバスの組立・設置に入りました。
水平を確認しながら高さの調整を行い、給湯・給水・排水管を接続し、各種部材の収まりを確認しながら組み立てていきます。
【工事完成】
今までは折れ戸でしたが、介護しながらお風呂に出入りする事を考慮し、入口を可能な限り広くする工夫をした結果、3枚引き戸のタイプにしました。
また、入り口周辺のクロスは脱衣所のクロスと同じタイプのものにし、万が一の点検・修理用に、新たに床下点検口もつけました。
今回、台所にあった既設のボイラーからお風呂場までの距離が長かったため、お風呂・洗面所用のボイラー,ホームタンクを新設し、お湯回りを切り替えることで、直ぐに暖かいお湯がでるような工夫をしました。
もちろん、古いボイラーも台所用として再利用し、新しく設置したホームタンクから油配管をつなげ、今までのようにポリタンクで灯油の往復をする必要が無いようなご提案もさせて頂きました。
【ユニットバスの設置 脱衣所側から】
従来の折れ戸から3枚引き戸に変更したことによって、、出入り口付近にあった洗濯機の給水・排水を移設する必要があったため、最小限の範囲で壁や床を壊し、収めています。
また、水落しのハンドルも入口の床に収めて、スッキリした見栄えを意識しました。
(完成写真を参照して下さい)
【既設お風呂取壊状況−終了】
お風呂を取り壊した状況です。
今回は外壁状況を見たときに、外壁剥離等の痛んでいる状態が確認されたため、今回の工事に合わせて修繕することをご提案しました。
外壁は同じタイプの外壁を貼り、周囲の塗装に合わせた色で塗装し、なるべく違和感を無くすように工夫しました。
【既設お風呂取壊状況】
狭い場所での作業なので、当然大工さんによる手作業での解体です。
柱や土台には傷をつけないように、注意をしながら取壊を進めました。
1.外壁が痛んでおり修繕する予定であったため、外側の壁,窓等を最初に取壊し、取壊した部材を搬出し易くしました。
2.後はタイル,天井,壁,浴槽,床等順番に取り壊していきます。
【工事完成】
床・カウンター・アクセントパネル(フロント壁)・周辺パネル・浴槽の色の組み合わせについては、お客様の要望をお聞きしながら、イメージ画像を作成して納得をして頂いてから施工しています。
時間が経っても湯温の低下が少ない「魔法びん浴槽」、冷たい外気から守るペアガラス、からり床、ユニバーサルデザイン、汚れがつきにく仕様、のびのび浴室等を考慮したモデルにしています。詳しくは下記の資料をクリックして下さい。
☆ユニットバス設置工事(TOTO製品 バスピア 1坪タイプ)
【ユニットバスの設置完了】
ジョイント部のコーキングと養生をして完成です。
養生は一日程度を目安とし、翌日の夜にはマスキングテープを外して使用可能になります。
【 その他の工事の流れ 】
◎花巻市石鳥谷町 − トイレ・ユニットバスの水回り リフォーム工事