隣接地との間に擁壁とフェンスを構築


擁壁・フェンス構築工事

今回の工事では、隣接地との間に擁壁とフェンスを構築したいというものと、玄関までの進入路をインターロッキングブロックで施工し、芝生を植えるというものでした。

着工前(フェンス)

舗装端部にはコンクリートがありましたので、隣地の方との協議の上で、接する形で施工を行いました。

フェンス基礎施工状況

但し、将来的に舗装側のコンクリートを壊すような事態が発生しても大丈夫なように、接する部分にケンタイト(瀝青質繊維性目地板)を貼り付けて、縁を切るように工夫しています。

基礎コンクリート施工状況

コンクリート擁壁の距離が長くなるため、途中に目地を設けています。この目地に関しても、鉄筋まで含めて完全に縁を切って施工をしています。
この後に、内側にも型枠を建てて、ボイド管で箱抜き(フェンス柱施工分)をして生コン打設をしました。

フェンス完成

こうして隣地との境に擁壁とフェンスを構築する事ができました。
今回の擁壁厚は、現場打設という特性を活かして18cmにしています。これから先に何十年と境を守る擁壁なことと、フェンスの後施工を考慮して、通常よりも厚めにしてより強固なものにしています。
宅地側については、お客様の要望を受けて砕石を敷き均して完成とさせて頂きました。

解体工事から新築に関わる外構工事まで

引き続き、隣接しているご自宅の外構工事もお世話になっております。
お父さん所有の建物を解体したことが最初のご縁で、その解体した跡地に車庫を築造し、今回の息子さんの新築に関わる外構工事に至るまで、様々な工事を引き続いてお世話になっています。
自社達できちんと仕事をする会社だからと、最初にご紹介頂いた知人とも一つのご縁ですし、こうして仕事が次の仕事につながっていくのも本当にありがたいご縁です。
こうしたご縁やご恩に報いるためにも、私達はモノ造りのプロとして仕事を通して恩返しをしたいと考えます。

Before

After

今回の外構工事に関わる工種は様々なあるのですが、今日は正面から見える部分をご紹介します。芝生工,地先ブロック設置工,敷き砂利工,花壇(黒土)設置工,ポスト設置工,擁壁及びフェンス設置工などが写っていますが、これらは全て自社社員だけで施工をしています。お客様に提供するモノだからこそ、可能な限りしっかりと自分達で仕上げていきたいという想いがあります。
そうした幅広い仕事に対応していくことは、自分たちの技術や知識の向上にもなりますし、別な仕事をする時の応用にもなると考えています。
ただそのためには中核となる職人や技術者の方がいて、その人達を中心に共に仕事していくことが前提とはなりますが、こうした経験が積み重なっていくことが未来の大きな力になると考えています。

インターロッキングブロック施工状況

カラー地先ブロックの間に敷き砂利をしている写真です。カラーブロックは綺麗ですが傷つき易いので、人力を中心に周辺の仕事も丁寧に進めていく必要がありました。写真の通り法線がカーブしていますが、1本60cmのブロックを曲げて施工する際には、一度現地にブロックを実際おいて法線をイメージして、切断位置をブロックに記します。そこを目印に切断をしてブロックを合わせることで、見た目で良い感じのカーブを描くようにしています。

芝生施工状況

芝生の下地となる山砂を敷きならして仕上げた後に、肥料を施しているところです。
野芝は、野芝用の除草剤があるように、他の芝に比べて維持管理がし易く強いという特徴があります。このように野芝を選定したことや、施工のポイントに関しては造園屋さんにアドバイスを頂きながら仕事をしています。
こうして気軽に相談できる信頼できる方々が近くにいることの方は、大きな財産だと想います。

様々なご縁で施工させて頂いた工事を、無事にしっかりと終えることができて本当に良かったです。