床のたわみ修繕
お世話になった床修繕の現場からです。
湿気発生原因の追究
何らかの原因で湿気が多く、床の合板が傷んでたわむようになってしまいました。
確かに冬場はガラリを閉じている分建物の換気性能が悪いのですが、それにしても余程の水分供給が無ければ、ここまで床下断熱材にまで結露が生じることはありません。今回の修繕の一番のポイントは、その湿気が発生している原因の追及になります。
状況を判断しての施工
いずれにしても、一晩乾かしてみてその状況で判断することにしました。
結果的には、前日にくみ上げたボックス内の水に変動が無く水位も低いままだったので、現在地下水の状況は低い位置に落ち着いていると判断されます。
ただ、近くの水路が高い位置にあるので、地下水が供給されやすい環境にもあるようです。
他には? と思って、洗濯機の排水管をさわってみると未だに下面がかなり濡れていました。
配管の横引きが長く勾配が取れていないことで、洗濯排水が上手く流れずに常に水が残っていることに加えて、ジョイント分からも漏水が続いていました。
今回は排水管を新しくして、勾配も取り直す修繕をしました。
排水管は大引に金具で固定して支持するようにしています。また、エルボーを使って排水管も流れやすいように勾配をつけました。
また、床下にはビニールを新たに敷き直して湿気を遮断し、湿気調整剤も入れて湿気がこもりやすい冬場の湿度調整も図るようにしつつ、下からの湿気供給を極力抑えるように工夫しました。
お客様には、快適な環境の下で安心してお使い頂ければ嬉しいです。
平成28年1月に現地を確認しましたが、しっかりと乾いていて安心をしました。
施工方針が上手く機能して良かったです
平成28年1月に現地を確認しましたが、しっかりと乾いていて安心をしました。
施工方針が上手く機能して良かったです